ノミ・マダニ予防

前回、フィラリア・狂犬病について書いたので・・・
今日は、もう1つの予防”ノミ・マダニ予防”について、お話ししようと思います(^O^)

[ノミ]
 ノミがワンちゃん・ネコちゃんに寄生すると、激しいかゆみが出てきます
それが精神的ストレスとなり、他の病気を引き起こしたり
ノミを他の子にうつす可能性もあります

・主な病気
 ノミアレルギー性皮膚炎・・・激しいかゆみや湿疹、脱毛などが主な症状です
瓜実条虫・・・条虫の卵をもったノミを、ワンちゃん・ネコちゃんが食べてしまうことで寄生
下痢や嘔吐といった症状が出る場合があります

そして、ワンちゃん・ネコちゃんに寄生したノミは、人にも影響を与えます(>_<)

・主な病気
 ノミ刺咬症・・・ノミに刺されることで起こる感染症です 重症の皮膚炎になることもあります
猫ひっかき病・・・感染した猫に引っかかれたり、咬まれたりすることで
リンパ節が腫れ、発熱や頭痛を起こすことがあります

・・・と、上で紹介したように、意外と厄介な病気を引き起こす”ノミ”ですが
「室内で飼っているから大丈夫」という訳ではありません!!
人が外から持ち帰ってしまい、ペットにうつることもあります(>_<)
そして、”ノミ”は気温が13℃あれば活発化します
冬でも暖房がきいた室内では繁殖できるんです(・_・;) 大変だ\(゜ロ\)(/ロ゜)/

まぁ、言い出したらきりがないんですけど・・・・・
外で遊ぶことが多い子(キャンプやドッグランに行く)・草むらによく入る子
飼い主さんが「ちょっと、心配・・・」という場合は、こまめに予防をした方がいいかと思います(^o^)丿

ノミによる皮膚症状が出やすい場所はコチラ ↓

お腹・内股のあたりとか・・・

特に多いのが、腰背部・お尻周りです
かゆみ・湿疹があったり、黒い小さい粒々がある時は要注意です(^o^)
全てがノミによるものとは限りません

[マダニ]
 日本に生息するマダニは10種類以上います(寒い地方にもいます)
マダニも多くの病原体を媒介するので注意が必要です(>_<)
ワンちゃん・ネコちゃんでは、吸血による貧血(猫や小型犬は、体が小さいので重症化しやすいです)
皮膚炎などの病気が起こりやすいですが・・・・・
その中でも、特に危険な病気が犬バベシア症です
犬バベシア症は、バベシア原虫が赤血球を破壊。貧血・発熱・食欲不振・黄疸などの症状が出てきて
重症の場合、死に至ることもあります(・_・;)
人の場合は、ライム病(皮膚症状・神経症状・関節炎などがみられる)が有名ですが
最近、ニュースなどで取り上げられている”SFTS(重症熱性血小板減少症候群)”も
マダニが媒介している病気ですが、今のところ犬・猫での報告はされていません

マダニは、かさぶたみたいに見えるので、その場で取ってしまいがちですが
無理にとると、病原体が体内に入ってしまう危険性があるので、見つけたら
早めに動物病院を受診してください(*^_^*)

マダニが寄生しやすい場所はコチラ ↓

指の間とか・・・・・

目の周り・耳・口の周りとか・・・・・

背中の部分に寄生しやすいよ(*^_^*)

定期的なノミ・マダニ予防が病気の予防につながるので
一度、予防の事を考えてみてください(^o^)丿 詳しくは動物病院まで